最新のノイエ・クラッセは
先進技術で圧倒的な航続距離を実現
最新のノイエ・クラッセも、往年モデル同様の意欲作だ。iX3は、今後のBMWの新たな時代を象徴する存在である。
新型iX3のアピールポイントはたくさんあるが、ハイライトはWLTCモードで906km(試乗したiX3 50 xDrive Mスポーツは835km)に達する一充電での航続距離だ。もはや“BEVとしては”という注釈のいらないロングクルーザーに仕上げられている。これだけ走れば充電の心配をせずに行動半径を広げられる。
圧倒的な航続距離を実現した要因は、ジェネレーション6と呼ばれる最新の“BMW eDrive”。中でも“新設計の高電圧バッテリー”、“800Vアーキテクチャー”、“進化した電動駆動ユニット”がキーになる。 新型iX3に搭載される高電圧バッテリーは、“セル・トゥ・パック”設計による革新的な電池である。従来、高電圧バッテリーは、個々のバッテリーセルをモジュール化し、モジュールを組み合わせたパックを車両に搭載していた。セル・トゥ・パック設計は、バッテリーセルを直接パックに組み込むことで、空間効率の向上、重量の削減、冷却効率の向上などを実現している。バッテリーセルは、直径46mm、高さ95mmの円筒形。それをパックし車両床面に敷き詰めている。これにより、バッテリー容量109.1kW/hを確保し、最大で906kmもの一充電走行距離を実現したわけだ。
800VアーキテクチャによりBMWグループのBEVとして初めて最大320kW充電に対応した。外気温25℃で最大出力240kWの急速充電器を使用した場合、15分で約395km走行に相当する電力量を充電できる。10%から80%までの充電は26分で完了するという。







