
新たに追加設定された新グレードCore
リーズナブルなプライスを実現
CクラスをベースとするSUVとして開発されたGLCは、2015年に初代が誕生し、翌年には日本で発売されて人気を博した。2020年と2021年にはメルセデスSUVのグローバル・ベストセラーになるほどの売れ行きを見せたという。
2023年に日本で発売された2代目も好調だ。スタイリッシュなデザインと使い勝手に優れたボディサイズ、Sクラス譲りの技術が投入された高い安全性が高く評価され、日本では2024年の純輸入車の年間登録台数で実に2位にのぼりつめ、ミドルサイズSUVとしては首位になったほどの人気者になっている。
2代目のこれまでをざっと振り返ると、まず2L直4ディーゼルのGLC 220 d 4MATICが導入され、2023年末には2Lガソリン直4ターボに31.2kWhのリチウムイオンバッテリーとモーターを組み合わせたPHEVのGLC 350 eが、2024年には高性能版の2Lガソリン直4ターボを搭載したメルセデスAMGの43と63 Sがラインアップされた。
そしてSUV版に対してやや遅れてSUVクーペ版が登場している。
ひととおり役者が揃ったところで、新たに追加設定された新グレードCore(コア)は、ディーゼルの220d 4MATICと同クーペをベースにしたバリューモデルである。走りや機能などクルマとしての魅力を継承しながら、標準装備とオプションを見直しリーズナブルなプライスを実現している。