米国の富裕層が仏高級ブランド、エルメスの商品を買いたいと思ったら、かつてはマンハッタンやビバリーヒルズ、あるいはパリやミラノのような華やかな欧州の都市にある店舗に足を運んでいた。今ではエルメスが顧客の住んでいる土地まで出向いている。ニュージャージー州ショートヒルズやイリノイ州ウィルメットといった場所だ。同社の幹部たちは、こうした裕福な郊外や、テネシー州ナッシュビル、テキサス州オースティンといった米国の中小都市を「新興市場」と呼んでいる。8月にオープンしたウィルメットの店舗は、スパニッシュ様式の外観とトンボのモチーフが特徴だ。ドラッグストア大手CVSの店舗向かいにある屋外型ショッピングモール内にあり、スーパーマーケット「ジュエル・オスコ」からも近い。このモールには高級ブランドのオスカー・デ・ラ・レンタやトム・ブラウンも最近、店舗を開設した。エルメスが出店すると、他の高級テナントが後に続く傾向がある。
仏エルメス、新たな「新興市場」は米郊外
郵便番号データを分析して富裕層が増えている地域に照準
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