「もっと仕事で成果を出したい」「チームや会社からの信頼をもっと得たい」「もっと優秀に思われたい」…など、そんなふうに思っていないでしょうか。でも、具体的には何をしたらいいのか、何を変えればいいのかわからないものです。
モルガンスタンレー、Googleなど4大陸50カ国以上のリーダーを見てきたピョートル氏の新刊『「謙虚さ」という戦略』から一部抜粋してご紹介します。
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成果を出し続ける優秀な人の共通点
僕は、日本に暮らして25年以上になります。
これまでモルガン・スタンレーやGoogleで働き、組織開発、人材育成、リーダーシップ開発に携わってきました。その中で、日本を含む世界各地で、成果を出し続ける様々な人たちと一緒に仕事をしてきました。
彼らは皆、生まれも、育ちもバラバラ。
価値観や信念、考え方、役割、ポジションも違う。
業種・業界、得意なことや、仕事のスタイルだって同じではありません。
何もかもが違いました。
それでも、多くの人に共通していたことがあります。
それは「一流の人ほど、驚くほど謙虚で腰が低い」ことでした。
優秀な人ほど、実績や成果の自慢話をせず、必要以上に自分を誇示しない。
言うべきことは言うけれど、静かで物腰は柔らかく、人を威圧したり支配したりもしない。
人望は厚く、周囲から知恵や情報が集まる。
自分のパフォーマンスだけでなく、組織の空気を良い方向へ動かせる。
そんな人たちでした。
ではなぜ、成果を出し続ける人ほど、謙虚で腰が低いのでしょうか。
その謙虚さは、仕事の成果とどう結びついているのでしょうか。
「謙虚さ」には“戦略”がいる
こう言うと多くの人が勘違いをしてしまいます。「成果を出すためには謙虚になればいいのだ」と。
でも違います。「謙虚になる=成果が出る」という単純な話ではありません。
謙虚だけど仕事ができない人、成果を出せない人もたくさんいます。
僕はこれまで、「いい人」「謙虚だ」と評されていた、対照的な2人のリーダーを見てきました。
ひとりは、丁寧に人の話を聞くのに、結局なにも決まらず、やがて本音が集まらなくなった人。
もうひとりは、「自分にはまだ答えがない」と先に認めることで、若いメンバーから決定的な情報を引き出し、成果を生み出し続けられた人です。
違いは、物腰の柔らかさではありませんでした。
でも、違いは確実に存在しました。
では、何が違ったのか?



