私は健一さんに伝えました「健一さん、夜の行動は怪しくないと思います」「え!なぜですか?」と、健一さんは聞き返しました。

浮気調査の依頼の男女比
男性の依頼が少ない理由の一つは?

 浮気調査には、男性からの依頼と女性からの依頼があります。

 一般的には女性からの相談が多いというイメージがあると思いますが、実際にその通りで、片岡探偵事務所では女性の依頼者が8割を占めます。

 男性の割合が少ない理由の一つに、健一さんのように自分で解決しようとする方が多いこともあるかもしれません。

 私としては、自分で解決しようとしてパートナーの不貞を暴いて証拠を得ることはお勧めいたしません。

 知識も経験もない張り込み・尾行・証拠撮影は非常にリスクが高く、不幸な結果を招くことにつながってしまうからです。

 不幸な結果とは、パートナーに調べていることが発覚し、相手に警戒心を目覚めさせ不貞の証拠が得られず、慰謝料・親権・養育費・婚姻費用など、本来手にすべきものをみすみす逃してしまうことです。

 調査は我々プロの探偵に任せていただきたいと、声を大にしてお伝えしたいです!

 では、自分で確かめようとした方は、どこでつまずくのか?

 私が見てきた限り、大きく二つです。

 一つは、距離感と立ち位置です。近づきすぎれば気づかれ、離れすぎれば見失います。張り込む場所も、相手の動線の正面に立ってしまえば、一度で顔を認識されてしまいます。

 もう一つは、証拠撮影です。こちらのほうが、はるかに多いです。

 決定的な場面を残そうとして、スマートフォンやカメラを顔の前に構えてしまうのです。顔の前に機械があれば、離れていても撮っていることが分かります。

 私たちは、腰の高さでカメラを操作します。「腰撮り」と呼ばれる探偵特有の撮り方です。

 画面をのぞき込まずに操作するので、相手から見て撮影しているのかどうかが、一見しただけではすぐには分かりません。