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“ソーシャル疲れ”も“バカッター”もこれで解決?
見たらすぐに消える画像が送れるアプリ

岡 徳之
2013年9月27日
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 さらに、FacebookメッセージやLINEなど既存のメッセージアプリに対する優位性についても訊いてみた。

 「SeeSawにおけるコミュニケーションは消えてしまって残らないため、より気楽にやり取りができます。いずれ消えてしまう写真・動画なので、写真が多少手ブレしていたり、指が入ってしまったりなど、多少クオリティが低い場合でも、それをあまり気にすることなく“今、この瞬間”を気軽に送ることができます」という。

 これまで国内ではあまり知られていなかったタイプのアプリだが、実はこのSeeSawのように、送信した情報が消えて残らないアプリにはニーズがあるようで、海外ではすでに人気に火が点いている。同様なサービスを展開する米スナップチャット社のアプリ「Snapchat」は、なんと1日3億5000万件以上の写真や動画がやり取りされるようになっているという。

 リクルートが独自に開発した狙いは何か、前出の担当者はこう語る。

 「スマートフォンがここ数年で急速に普及し、消費者の接触時間も増えていくなかで、リクルートホールディングスとして、スマートフォン上でのユーザーとの日常接点を作りたいという狙いがあります。そのためには、月に数回程度使うだけのサービスではなく、DAU(デイリーアクティブユーザー)の多いサービスを提供したかった」とのこと。

 メディアテクノロジーラボでは、これまでにも「cameran」「cameranコラージュ」「cameranアルバム」からなる “cameranシリーズ”アプリで写真共有のプラットフォームを構築してきた。SeeSawもその一環としての取り組みになる。

 SeeSawによって日本に本格導入される“消えて残らないコミュニケーション”は、ネット空間に安心して自分らしさを発信するプラットフォームとして定着するか。ユーザーとしては便利さを感じる半面、他人のバカッターを鑑賞する楽しみが減るのはちょっと残念?

(岡 徳之/Noriyuki Oka Tokyo & 5時から作家塾(R)

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