毎日仕事が楽しくない。「ツマラナイ仕事」って、どうこなせばいいんですか?…。いまさら聞けないカイシャのあんなことやこんなこと。“楽天的キャリアナビゲーター” 前川タカオがズバリお答えします!

A11:仕事の95%は
実はつまらないもの、今はね。

 そっか。毎日がつまらなさそうだなぁ。

 仕事が面白くないから、どうこなしたらいいか知りたいというのも、ちょっとさびしい話だなぁ。そんな様子だと、会社に行くのも苦痛なんじゃないのか。とはいっても、面白くない仕事のこなし方を覚えたら、キミのつまらない毎日は変わるんだろうか……。

 オレの実感値だと、95%は面白くなくて、5%が面白い仕事だ。痛感したのは、入社4年目。「ケイコとマナブ関西版」の創刊に向けて、毎日朝8時から夜中の3時まで働いた。業務ひとつひとつは地味で面倒なことばっか。でも、いざ本が創刊した瞬間は鳥肌がたった。印刷所から届いた創刊号が愛おしかった。本当にしびれた。

 ちなみに、キミの同僚や先輩たちに、担当している業務がすべて面白くてしかたないという人はいるんだろうか? 逆につまらなくてしかたないという人もいるんだろうか? 現実には、そのどちらも、ほとんどいない。前者になれたらハッピーだけど、現実はそう甘くない。といって後者なら仕事を続けられない。

 リクナビCAFEがキミの同世代の若手社員に調査してみたら、「現在の仕事にとても満足」という人は、たった10.7%やった。逆に「全く満足ではない」という人も、わずか11.4%や。つまりあとの約80%の人たちは、不満と満足が微妙に入り交じった気持ちで毎日を過ごしているわけ。

 いったいキミにとって面白い仕事って何なんだろう? 明確に自分がやりたい仕事が決まってたりするのかな?

 たいていの場合は、そんなにやりたい仕事なんてハッキリ決められないもの。ボンヤリとはあっても、日々働くなかで変化していったり、徐々に見えてきたりするものなんだ。