対談アプリ、はじめます!
ちきりん 堀江さんは、これからどんなライフスタイルを目指すんですか?
堀江 僕はあれですね、完全に「ノマド」です。
ちきりん あっ、もしかして海外?
堀江 シンガポールとかインドネシアとか、定住せずに、世界中どこでも全力で仕事ができるような環境を整えようとしています。
ちきりん やっぱり「仕事」なんですね(笑)。
堀江 はい。もうできるかぎり会議はスカイプでやろうとしているし、こういう対談も世界中どこにいてもできるように、じつは「対談用のアプリ」までつくっています。
ちきりん へえー、どんなアプリなんですか?
堀江 サイバーエージェントと合弁で会社をつくって、いまシステムを組み立てている最中です。LINEの「トーク」ってありますよね? あれを公開で行うようなイメージをもってもらえれば。インターフェイスはLINEと同じです。
ちきりん 映像はなしで、テキストだけ?
堀江 そうです、そうです。よく考えたら、対談に映像って不要なんじゃないかと思って。たとえば、ニコニコ動画で対談を行いますよね。そうすると、ちきりんさんみたいに顔出しNGの人もいれば、すごく遠くに住んでる人もいる。そもそも出演者の時間を確保したり合わせたりするのにも、ものすごく労力が必要です。
ちきりん 人気のある方のスケジューリングは大変ですよね。
堀江 だったら、テキストだけでやればいいんですよ。そうすれば場所は関係なくなるし、他の仕事をやりながらもできるじゃないですか。
ちきりん なるほど。
堀江 くだらない話で言うと、AKB48「神7」のパジャマトークを夜の11時から始めることになっても、べつにメイクの必要はないし、メンバーも家でやればいいし、見るほうは見るほうで、居酒屋かなんかで友だちと飲みながら見られるじゃないですか。ニコ動だとそうはいきません。1時間だったら1時間ずーっと見てないといけないから、けっこう大変なんですよ。
ちきりん たしかに。ホントに家でパジャマトークできるならいいかも(笑)。
堀江 だから、テキストトークで全然大丈夫だと思いますよ。たまにスタンプを流したり、写メを撮って出せば。見たいですよね? AKBのテキストトーク。
ちきりん 面白いです。さすが堀江さん。
堀江 来月か再来月には、オープンできると思います。ちきりんさんもぜひ、使ってください。
ちきりん ひきこもったまま対談できる時代が来るんですね(笑)。
堀江 もちろんですよ。ちきりんさんみたいな人がいちばん便利に使えるアプリになってますから。
ちきりん では、この続きもまたそこで(笑)
堀江 ええ、ぜひお願いします。そろそろ時間みたいなんで、今度はちきりんさんの「ゼロ」の時代を、もっと詳しく教えて下さい(笑)。
ちきりん そうですね。
堀江 今日はありがとうございました!
ちきりん こちらこそ。お話できて本当によかったです。ありがとうございました!
(終わり) ※前編はこちら
【編集部からのお知らせ】
堀江貴文著『ゼロ──なにもない自分に小さなイチを足していく』
【内容紹介】
誰もが最初は「ゼロ」からスタートする。
失敗しても、またゼロに戻るだけだ。
決してマイナスにはならない。
だから、一歩を踏み出すことを恐れず、前へ進もう。
堀江貴文はなぜ、逮捕され、すべてを失っても、希望を捨てないのか?
ふたたび「ゼロ」となって、なにかを演じる必要もなくなった堀江氏がはじめて素直に、ありのままの心で語る、「働くこと」の意味と、そこから生まれる「希望」について。
【本書の主な目次】
第0章 それでも僕は働きたい
第1章 働きなさい、と母は言った──仕事との出会い
第2章 仕事を選び、自分を選ぶ──迷い、そして選択
第3章 カネのために働くのか?──「もらう」から「稼ぐ」へ
第4章 自立の先にあるつながり──孤独と向き合う強さ
第5章 僕が働くほんとうの理由──未来には希望しかない
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