しかし同行支援者として、ここは隅に座っている私が入ってフォローするべきか。それともこのまま潔く事のなりゆきを見守るか。私が迷っていると、なんと面接の場が大爆笑の渦に巻き込まれていました。

 実際に質問をした面接官の1人は大きく後ろに仰け反って笑っています。その後の問答でも彼の偽りない天然ぶりは応接室の空気を和ませました。

 後日出た採否は、「採用」でした。自己紹介や志望動機が言えていたこともありますが、何よりも大きなポイントとなったのはBさん自身の人となりが面接官に色々な意味で「ウケた」からだと先方からのお話がありました。

 さて、このエピソードから皆さんは、なぜBさんが採用を勝ち取ったと感じられましたか?

・笑いを取れたから採用になった?
・読書でデアゴスティーニと答えるユーモアに可能性を感じさせた?
・実は学歴や職歴が輝かしかった?

 彼は素で天然だったのです。

 もちろん天然だから採用になった訳ではありません。彼の最大の長所、自分自身にも相手にも正直に話していたことが、面接官の心を射止めました。最初はあれ?と思っていた面接官も、話しているうちに彼が正直に答えている事について感じ取れていたのが分かりました。そして、もう1つの要因があります。

 それは……彼はどの企業の面接でも正直に話すことを続けていたということです。事実、彼は3度目の面接でした。そのキャラで落ちている企業も多数あったのです。彼は今後もこの企業の中で自分の長所を活かして活躍していくかもしれません。

そのままのあなたを見せ続ける

 面接では最高の自分を見てほしい。

 分かります。

 でも無理なキャラで苦しみ続けるのも辛いものです。ありのままの自分のキャラを見せた事で、不採用となる場合もあるでしょう。ありのままの自分だからこそ、面接で辛い指摘を受けて傷つく事もあるかも知れません。

 しかし、その度に自分を研磨して挑み続けることであなた自身が成長していく事になります。そして更に自信を持って言える自分自身になっていけるはずです。そもそも、自分のキャラを出す、という事自体にも練習や場数は必要です。

 作り物のキャラではなく、あなたというキャラを評価してもらえる為に、まずは止まらずに就職活動を続けてください。社会で活躍していくのは、まぎれもなくあなた自身なのですから。

最新業界・企業研究サイトのFacebookファンページができました!
→最新記事のチェックはこちら