これまで、体の不調と冷えの関係性についてご紹介してきましたが、不調改善のためについつい飲んでしまう「アレ」にも、体を冷やす可能性があることをご存じでしょうか。つまり、体のためにとせっせと飲んでいるあるものが、実は体の不調の原因になってしまっている可能性もあるのです。

危険!ついつい飲んでしまう薬やサプリが
逆に体の調子を悪くしていた

 私がご紹介する「冷え消しマッサージ」をご自身で試してみると、5分ほどで「ポカポカと温まってくる」ことを感じるようになるでしょう。肌をつまむという方法は、とても即効性があるのです。「オフィスが冷えすぎて、手の先や足の先が冷たい」というときにも、仕事の合間にセルフケアをしはじめると、その部分がじんわりと温まってくるのを実感していただけるはずです。

 ただし、なかには効果がすぐに現れないという方もいらっしゃいます。それは体の芯から冷えきっている、というようなタイプの方です。こうした人は、冷房が寒いから、あるいは冬で気温が低いから冷えるという外的要因は関係なく、いつもどんなときでも体が冷えている、というケースです。

 こうした頑固な冷えに悩む方の中には、たくさんのお薬を常用されている方が少なくありません。施術の終わりごろ、ようやく体が温まってきたときに首の後ろあたりから、お薬を服用されている方特有のニオイがしてくるので、「普段からお薬を飲む習慣があるのだな」とすぐにわかります。

 ここでおひとり、サロンにいらっしゃっているお客様の体験談をご紹介したいと思います。