いよいよ2月17日から確定申告の受付がスタート!フリーランス、個人事業者、副業サラリーマンなどには1円でもお金を取り戻す絶好の機会。
しかし、『【新版】フリーランス、個人事業、副業サラリーマンのための「個人か?会社か?」から申告・節税まで、「ソン・トク」の本音ぶっちゃけます。』の著者で、“ぶっちゃけ税理士”の岩松正記氏は「医療費控除で多くの人が『ソン』をしている」という。
いったいどういうことなのか?
このたび、確定申告で1円でも多くお金を取り戻すために、「ソン・トク」の本音を6回にわたりぶっちゃけてもらうことにした。
確定申告とは還付申告である
いよいよ2月17日(月)から確定申告の受付が始まります。
これから税金の話題が多く目につくシーズンになりますね。
一般には、確定申告というと、どうしても「税金を取られるもの」というイメージがあると思います。
しかし実は、確定申告で税金を納めるようになる方は全体の4割である、ということをご存知でしょうか。
2013(平成24)年の集計では、確定申告をした方は全国で2152万人でしたが、そのうち、税金が戻って来た方は1257万人。つまり、約6割が還付申告だったのです。
つまり、確定申告とは還付申告である、と言ってもいいくらい、実は想像以上に、お金を戻すために確定申告する人が多いのですね。
そこで今回は、多くの人が利用し、それでいて還付を受ける申告の代表的なものである「医療費控除」について説明したいと思います。