腎臓に負担をかける、といっても、ピンとこないかもしれない。でも腎臓は、私たちの体の浄水器のようなもの。体中に流れる血液をろ過してきれいにし、濾した老廃物を尿にして排泄してくれる。つまり、このろ過機能が低下すれば、いわゆるドロドロな状態になってしまうのだ。他にも、体内の水分量や血圧の調整など、地味な存在でありながら大仕事をしている。そんな腎臓の敵は塩分や喫煙。腎機能が低下すると、高血圧が悪化したり、コレステロール値が上昇するなど、負の連鎖が続いてしまう。夜の食べ過ぎも、タンパク質の不足も避けたいが、プロテインだけ、というのも気をつけよう。

寝る直前に食べたい人は「お酢」を
なんでもいいわけではないので要注意

 また、消化に時間がかかることを考えると、寝る直前の食事はできるだけ軽めに摂って、一刻も早く体の中も休ませてあげたいところだ…が、朝も昼もバタバタでまともに食べられなければ「夜くらいはふつうに食べたい」と思う人はきっと多いだろう。

 そういう人は、市販のものでもいいので、トマトジュースを添えたり(大きなボトルで買っている場合でも、グラスに一杯が目安量)、ちょっと味の濃い惣菜などに、小さじ1杯程度の酢をかけてさっぱりといただくのがおすすめだ。それらの酸っぱさの素になるクエン酸は糖質の代謝を促し、疲労物質となる乳酸を燃やしてエネルギーに変えてくれる。遅い食事でいたずらに心身ともに重くならないためにも、そして疲労回復のためにも、おすすめだ。

 これは、お酒を飲んだ人にも同じことがいえる。食べる、という行為は、食べ方や時間を間違えば、疲労回復ではなく、疲労を積み重ねるものになってしまいかねない。そのため、遅い時間の食事をしたら、朝少しでも楽に起きられるよう、事前にケアしておくことが欠かせない。

 ただ、お酢であれば、なんでもいいわけではないので要注意。飲むお酢が流行って以来、「酸っぱくない酢」が売り場に多く見られるようになったが、加糖タイプのものは避けたいところ。米や玄米からつくる穀物酢、りんごなどが原料の果実酒など、原料とするものは問わないが、アミノ酸を加えた合成酢ではなく、ちゃんと発酵させたタイプの醸造酢を選んでほしい。

 また、どうしても何か食べたいけれど、その内容にはもうちょっと気をつけられるよ、という人は、過去のこちらの記事を参考にしてほしい(「どうしても夜食を食べたくなったらどうすればいい?夜中に食べてもぎりぎり許される食事」)。