どうせ働くなら仕事内容に満足するだけでなく、待遇面の満足度も高い方がいい。それが、多くのビジネスパーソンの本音でしょう。では、どの業界で働けば、待遇面で高い満足度を得られるのでしょうか。

 就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」を運営するヴォーカーズは、同サイトに登録された約3万人の現役社員による在籍企業の評価データを分析。そこで今回は、同サイトに集まった「社員の生の声」の分析結果から、“待遇面の満足度”を対象にした「業界ランキング」をご紹介します。

 調査対象データは「Vorkers」に2010年2月~14年2月に現職社員から投稿されたレポート3万196件。社員として1年以上在籍した企業の情報であり、500文字以上の自由回答と同社が定めた8つの評価項目に回答、という2つを条件にデータを回収。

トップは総合商社と金融・インフラ
ワーストはサービス業

「待遇面の満足度」1位になった業界は、総合商社で満足度は5点満点中3.98。2位は電力・ガス・エネルギー(満足度3.35)、次いで3位はクレジット・信販・リース(満足度3.21)となりました。トップ10までを見ていくと、上位7つを金融業界とインフラ関係業界が占める結果になっています(※)。誕生してから歴史も長く、業績も安定したこれらの業界では、待遇面も充実する傾向にあるようです。

(※)
金融関連業界:3位クレジット・信販・リース、5位証券会社・投資ファンド・投資関連、6位銀行(都市・信託・政府系)、信金、7位生命保険、損害保険
インフラ関連業界:1位総合商社、2位電力・ガス・エネルギー、4位重電、産業用電気機器、プラント関連