「経理ってめんどくさいし、わからない。そもそも、やりたくない」。このお気持ちはすごくわかります。確かに、経理は効率化があまり進んでいません。その原因は大きく分けて3つあるのですが、その中には「税理士や経理担当者」が原因になっているものもあるのです。見ていきましょう。
経理効率化が進まない
3つの理由とは?
「経理ってめんどくさい」「忙しいのに、何でこんなことを……」。こう思ったことはありませんか?
工場では効率化が常に進化しています。一方で、経理の効率化はそれほど進んでいません。それには次の3つの理由があるからです。
【理由1】正確さ重視
経理の世界は、正確さ重視です。「絶対に、1円たりとも間違えてはいけない!」、そんな価値観に覆われた世界といっても過言ではありません。
しかし、仮に100%の正確さがあっても、「社長が理解していない」「経営に活かせていない」「社長の知りたい数字を出すのが遅い」というのでは、そもそも経理をやる意味がなくなってしまいます。
また、「経理=完璧にできて当たり前、ミスをしたらいけない」というイメージが強いのも原因です。経理担当者、税理士からすると、ミスを起こさないために、必要以上に保守的になってしまうのは、ある程度は仕方ありません。しかし、ミスばかりを恐れていてはいけないのです。