4月30日、人気アイドルグループ「嵐」の新曲「GUTS!」が発売された。メンバーの二宮和也さんが主演を務める日本テレビ系ドラマ『弱くても勝てます』の主題歌だ。オリコンシングルランキングでみて、国民的人気グループになった08年の「One Love」以降、直近21枚のシングルCDの初動売上枚数を景気局面別に比べると、12年6月発売の「Your Eyes」など景気後退局面で発売された5曲の平均は約42.7万枚。10年11月発売の「果てない空」など景気拡張局面で発売された15曲の平均は約51.7万枚で、およそ9万枚の差がある。

 景気拡張局面での発売でも、国立競技場のコンサートチケット発売時期と重なった10年7月発売の「To be free」のように約42.6万枚という少ないケースもある。また景気の谷に発売時期が当たったのが09年3月発売の「Believe/曇りのち、快晴」だ。初動売上枚数は約50.1万枚だった。大雑把に見て、初動50万枚が景気局面の分岐点と言えそうだ。

「GUTS!」は、ちょうど消費税率引き上げから約1ヵ月後の発売だ。嵐ファンであれば初回限定版を買いたいだろうから、ファンの財布のしまり度合いがどの程度かを見る指標になる。嵐のファンは娘と一緒に「嵐」を楽しんでいる30~40代の主婦層が多いと思われる。こうした消費者の節約度を見るのに絶好の機会だったが、初動売上は50.1万枚と分岐点を上回って、底堅い数字となった。5月18日までの累計売上枚数は55.9万枚だ。

大相撲懸賞本数3場所連続1100本台なるか

 大相撲夏場所の懸賞本数も足下は堅調に推移している。大相撲の懸賞本数は今年初場所1198本、春場所は1166本で、いずれも過去最高水準だった。1100本台は昨年まで、2011年初場所の1127本1度だけだ。そして夏場所の初日は101本、前年比11%の増加である。

 ちなみに大相撲の懸賞はこの夏場所から1本当たり6万2000円(これまで6万円)になった。人気力士・遠藤の初日の取組には14本の懸賞がかかった。マスコミ報道によると遠藤には今場所156本の懸賞がかかる予定という。この倍率を考慮すると、夏場所も3場所連続1100本台になる可能性がある。