「領収書が出たから経費になる」
ではない!

 例えば、居酒屋のレシート。仕事仲間と打ち合わせに使ったなら、経費となりますが、友人と普通に飲んだだけでは経費になりません。証拠があれば経費に落ちるわけではありません。

 理由が必要なのです。プライベートで飲んで、お店が領収書を出してくれると、「領収書を出してくれたから」と経費に入れる場合があります。

 しかし、これは間違っています。お店側としては、「領収書を出してくれ」と言われたら、出さざるを得ません。「いやいや、プライベートで来てるでしょ?」と領収書を出すのを拒むわけにはいかないのです。

「証拠がある→経費になる」ではなく、「経費にできるという判断→証拠がある→経費になる」という関係になります。

 つまり、領収書という証拠だけではダメなのです。怪しいなぁと思われる証拠は、他にはこんなものがあります。代表的なものを7つご紹介します。