食べていないつもりでも、実は結構食べている

 だんだん暑くなってきましたね。夏到来です。この時期になると、より体型が気になってくる方も多いのではないでしょうか?

 また、お腹が出てきた。薄着になると目立つし、水着になるのは嫌だなあ、など後ろ向きな考えになっていませんか。とはいえ、仕事を終えて飲む冷えたビールは美味しく、かき氷やアイスクリームにもつい手が出てしまう。悩ましい季節でもあります。

 また皆さんの中に、健康診断で太り過ぎを指摘されたり、血圧や血糖値が境界域に近くなって、ダイエットなど生活習慣の見直しを薦められた人はいませんか。糖質の摂りすぎはAGEという強力な老化促進物質を発生させる原因にもなります。

 そこで一度やってみてもらいたいのが、「食事記録」をつけることです。

 人間には不思議なことに自分が食べた量を少なめに見積もる傾向があるようで、食べていないつもりでも総計すると、案外食べていることがあるのです。

 朝食はどうでしょう。和食なら、ご飯1杯に豆腐の味噌汁、納豆1パック、おひたし小鉢1皿、卵焼き2切れ。洋食ならパンならトースト1枚にバター、ヨーグルト1カップ、目玉焼き1つ、牛乳1杯、簡単なサラダ……。

 昼は焼き魚定食で中身はご飯1杯、塩鮭1切れ、小さな奴豆腐にワカメの味噌汁、ほうれん草とごまの和え物、あるいは鶏のから揚げ定食で、鶏から揚げ4つにご飯1杯、キャベツ少々にひじきの煮つけ小鉢1皿 、豆腐の味噌汁、簡単にカレーライスだった人もいるかもしれませんね。

 夜は家で家庭料理、ハンバーグ1つとポテトサラダ小鉢1皿 、おからといんげんの和え物の小鉢1皿に具だくさんの味噌汁とご飯1杯。残業だったので、野菜炒め(にんじん、ピーマン、もやし、キャベツ)定食に半餃子3つなんて人もいるでしょう。

 こうしてその日食べたものを書き出していくのです。食事記録をつける際には、単に料理名だけでなく、どんな材料が使われていたか、どのくらいの量だったか、できるだけ詳しく書くのがポイントです。