「地中海料理」はアンチエイジングに有効な料理

 昨年、和食がユネスコの無形文化遺産に登録されました。ヘルシーなイメージが強い和食ですが、健康・長寿を向上させるという明らかなメディカル・エビデンス(医学的根拠)は残念ながら出されていません。さらなる研究が待たれるところです。

 同じく無形文化遺産に登録された地中海料理についてはさまざまな調査研究がなされ、いくつかのエビデンスが明らかになっています。

 代表的なものに2013年に報告された「地中海食と血管障害発症予防」があります。約7500名を対象に4.8年の追跡期間を費やして行われたもので、エキストラバージンオイルとナッツなどの摂取により、心血管障害の発症が30%抑制されたというものです。

 心血管障害というのは、心筋梗塞、狭心症などの病気のことです。これらの病気にならないということは、健康寿命が延びることになりますから、アンチエイジングという観点からみても有力なデータですね。

 

アンチエイジングの分野で注目されている「糖化」

 老化を促進する因子として近年注目されているのが、身体の中で起きる酸化糖化です。