そこまでいかなくとも、悪口や誹謗中傷を口にしない人は、人間的に優れている人が多いので、仕事能力に多少の難があっても、いつまでもそばに置きたいという人は少なくないはずです。それほどに価値のあることなのです。
作戦5 仕事で苦労している同僚がいたら手伝いを買って出ること
最近は、日本でもボランティア活動に対する理解が深まり、仕事の面接時にもボランティア経験を積極的にPRする場面が増えています。自発的に困った人などの手助けをするボランティア精神のある人は、やはり好印象を持たれるものです。
私がお勧めするのは、社内ボランティアです。「自分の仕事でさえ手一杯なのに、他人のことを手伝う余裕なんてないよ!」などと言わずに、「何かお手伝いできることはありませんか?」と積極的な意思表示をするようにしてみてはどうでしょう。
ときには「お気持ちだけ受け取っておきます」と手伝わずに終わることもあるでしょう。それでも、ボランティア精神が旺盛な人だということで社内評判は良くなるはずです。
実際に手伝うことになったら、もちろん真剣に手伝うべきです。余計な仕事を抱え込んだと思う必要はありません。一緒に仕事をすることで、他人の仕事ぶりを間近に見ることができるので、学ぶことも多いはずです。また他人の仕事を手伝う時間を作るために、普段以上に自分の仕事をスピーディに終えようと創意工夫することにもつながります。実はそれが、あなた自身の仕事能力の向上に役立つのです。
以上、5つの「社内評判良化徹底作戦」をご紹介しましたが、あなたの周りの社内評判の良い人を観察して、これ以外にもいろいろ取り組んでみてください。重要なことは、社内評判をよくするための努力は、人間形成の上でも、仕事能力向上の上でも、大変役立つことなので、やって損はないということです。
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