今年も恒例の
「アスリート市場価値ベスト50」発表

 アスリートの価値といえば当コラムで毎年紹介している「The World's 50 Marketable athletes」が今年も発表された。英国のスポーツのマーケティングなどを扱う雑誌『Sports Pro』が判定する「世界の市場価値ベスト50アスリート」だ。昨年は1位がネイマール、2位がメッシ、8位にクリスティアーノ・ロナウドとサッカー界のスターが上位に入ったが、今年はクリスティアーノ・ロナウドが4位に上昇したもののネイマールは7位に、メッシは11位にランクダウンした。また、50位以内にスアレスもロドリゲスも入っていない。W杯は試合内容によって選手の評価も乱高下するし、どんな新星が飛び出すか予想もつかない。発表はW杯直前の5月でもあり、そんなこともあってサッカー選手は地味に扱ったのかもしれない。

 ちなみに今年の1位はF1のルイス・ハミルトン(英国)、2位はクリケットのヴィラット・コーリ(インド)、3位にはアメリカンフットボールのロベルト・グリフィン3世(アメリカ)が入った。2位のコーリと3位のグリフィンは日本では知る人も少ないだろう。コーリはインドの英雄的存在で同国の経済発展や人口の多さを考慮したのだろう。グリフィンはアメリカでのレプリカジャージの売り上げがナンバー1の人気選手。市場価値は世界での知名度とは関係ないようだ。

 なお、日本人アスリートはベスト50に二人入っている。34位がパラリンピック陸上競技の佐藤真海、45位がヤンキースに入団した田中将大だ。佐藤は2020年東京オリンピック招致のプレゼンで印象的なスピーチをした人だ。東京オリンピック招致に多大な貢献をしたということで市場価値が認められたのだろう。

 いずれにしろ、ここ一番の勝負どころで観るものの心を動かすプレーができるかどうかが選手の価値を決めることは確かなようだ。