「小さな半歩」こそが、
人生を大きく変えるキッカケ
白川敬裕(しらかわ・たかひろ)
弁護士(東京弁護士会所属)、原・白川法律事務所パートナー。 東京大学法学部卒、ラ・サール高校卒。 1975年、福岡県北九州市生まれ。大学4年在学中に司法試験に合格。24歳で裁判官に任官。民事訴訟、医療訴訟、行政訴訟、刑事訴訟等の合議事件に関わる。民事保全、民事執行、令状等も担当。 2003年、弁護士に転身。 著書に『ビジネスの法律を学べ!!』『憲法がヤバい』(共に、ディスカヴァー・トゥエンティワン)、2014年7月まで「ビジネス法務」(中央経済社)にて「民法改正KEYWORD」を連載。共著に『会社の健康リスク対策は万全か』(フィスメック)がある。 NPO法人 日本融合医療研究会副理事長
「愚直にやり続ける」と言われると、「そんなに勉強(努力)できないよ!」と思ってしまう人がいるでしょう。
しかし、「行動」というものは「ほんの少しの努力(行動)を毎日続けること」で、人生を大きく変える力を持つのです。
「千里の行も足下にはじまる」
中国の思想書、『老子』(第64章)に記されている故事です。日本では「千里の道も1歩から」のことわざで知られています。
「千里もある遠い道のりも、踏み出した最初の第1歩からはじまる」=「どんなに大きな仕事も、身近なことからはじめ、少しずつ努力を積み重ねていけば、やがて成功する」
という教えです。
一度に100歩、200歩を飛び越える必要はありません。「たった1歩」でいい。「誰でもできる小さな1歩」の積み重ねが、遠大な目標をたぐり寄せるのです。
「1歩」でさえむずかしいのなら、「半歩」でもかまいません。
足を踏み出すのが怖ければ、足を上げるだけでもいい。勉強への意欲がわかないのなら、「とりあえず、机に座ってみる」だけでも、立派な勉強です。
大きな成果を成し遂げたいなら、効率的で王道の勉強法を、自分にできる「半歩」で、コツコツ、コツコツ、毎日、ひたむきに、愚直に積み重ねていくしかありません。
それ以外で達成できる「大きな成果」など、世の中のどこにもないというのが、いままで生きてきた「実感」です。
ぜひ、この「本物の勉強法」を取り入れていただき、「試験」や「仕事」において、確かな成果を出していただければと思います。
「この連載」が、勉強に悩む多くの人の助力となれば、これ以上の喜びはありません。
では、次回の「第3回の記事」では、(1)【感情】「やる気をコントロールする力」について、詳しくお伝えしていこうと思います。
(※次回・第3回の記事は、「7月17日(木)」になります)
【ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ】
◆『本物の勉強法』
本書では、小学校5年生まで「勉強ゼロ」だった白川敬裕氏が、「ラ・サール高校」→「東大」→「司法試験合格」→「裁判官」→「弁護士」になった、【本物の勉強法】についてお伝えいたします。
「試験」にも「仕事」にも一生使える、無理や無駄を省いた、王道の勉強法です。
【勉強に必要な3つの力】
1【感情】「やる気をコントロールする力」
2【戦略】「計画を立てて継続する力」
3【思考】「自分の頭で深く考える力」
勉強だけでなく、仕事の成果も、この「3つの力のかけ算」によって決まります。目標達成に向けて無駄なく、無理なく仕事を進めていくときにも、「1感情×2戦略×3思考」=成果 という公式を応用することができるのです。
ご購入はこちらから
[Amazon.co.jp][紀伊國屋BookWeb][楽天ブックス]