夜はサラダとおにぎり
それでも痩せない…
「夏バテして食欲がなくて…」なんて言う人に、実はちょっと憧れていたりする。私の食欲は年中無休。「よく食べるのに全然太らないよね!」と言われるが「よく食べるから太らない」のだということを理解してもらうことは本当に難しい。
もちろん、“よく食べる”といっても、スナック菓子を一気食いするとか、ごはんはいつも大盛り、なんてことはしない。コース料理はしっかり完食するし、おやつの時間は欠かさないし、出していただいたものは全部食べる…といったくらいのことだ。その代わり、外食をする際、パスタと一緒に出されるパンは遠慮するし、麺類は1週間に1回食べるか食べないかくらい。芋類を食べたら、その分、主食の量を減らす、極力添加物を摂らない、ということは意識している。甘い飲み物もよっぽどのことがない限り口にしない。
でも、「それくらいの努力なら自分だってしている!でも痩せない!」という人は少なくないと思う。つい先日も、体重増加が止まらない、という相談を受けた。残業することが多いAさんの平日の食事内容はこんな感じだった。
昼 麺類
夜 サラダ、おにぎり
昔からこうだったわけではない。特に食べているわけでもないのに体重が増えてきたので、食べ方を変えたのだそうだ。夜は遅くとも20時くらいに済ませるように、会社近くのコンビニで買ってきたものを食べるそうだ。サラダとおにぎり、というパターンが多いが、「今日はもうちょっと頑張れそう(我慢できそう)」というときには春雨スープのような低カロリースープを選んでいるのだそうだ。
「そんなに食べていないのにどうして太るんだろう?って思いませんか?」
とたずねると、
「そう!でも、多分、朝が食べ過ぎなんだと思います」
と教えてくださった朝食のメニューは、食べすぎではなかった。
朝 パン、カフェオレ、ヨーグルト、果物、ソーセージ2本
確かに、ごはん、納豆、味噌汁……といった和食スタイルに比べればカロリーも脂質も高いかもしれないが、体重が増えるほどの量か、と言われればそれは違うだろう。しかも、昼と夜のカロリーを考えれば、体重増加が止まらないほどでもないはずだ。