転職者にとっては収入が下がってしまいますが、新しい経験やノウハウなどを身に付けるチャレンジができるというメリットがあります。

 つまり、基本的にチャレンジする転職では給与が下がり、チャレンジではない転職では給与は下がりません。そして新たなチャレンジを行い、見事にクリアして前職よりも給与を増やした人が転職の成功者となるのです。

 その意味では上昇と下落を何度か繰り返すものの、全体としてグラフの右上に上昇していく給与カーブの持ち主は、過去に何らかのチャレンジを行い、勝負に勝ってきた転職成功者の証といえるでしょう。

「前職と同等の年収を保証して」
そう言う人は大体うまくいかない

 先日、外資系企業で優秀な実績を残し英語も堪能な若手の方が、当社の入社面接を受けに来ました。優秀な人材ではありますが、私たちの業務に関してはまったくの未経験になります。その点はさすがに本人も理解していて、面接でお話を聞いたところ年収が50万円下がるのは覚悟していました。

 しかし、当社が予定のポジションの給与額限度いっぱいで提示した年収は前職の100万円マイナスでした。おそらく辞退してくるだろうと私は予想していましたが、この人はなんと腹をくくって当社のオファーを受けることを決断しました。新しいチャレンジにかける勇気の持ち主だったのです。