J.D. パワーでは、毎年、個人向け携帯電話サービスの顧客満足度調査を実施しており、今年も10月30日に調査結果を発表した。
今年はNTTドコモが1000点満点のスコアで567ポイントとなり、同調査で3年ぶりに総合満足度でトップとなった。2位はau(563ポイント)、SoftBank(545ポイント)がそれに続いた。
携帯電話サービスの総合満足度を測定するために、J.D. パワーでは、以下の6つの領域で満足度評価を得て、総合満足度スコアを計算している。
(1)電話機購入経験:店舗設備や店舗での対応など
(2)電話機:スタイル・外観、操作性や機能など
(3)提供サービス:電話機の機能の有無によらず利用できる、携帯電話会社が提供しているサービス。音声通話・メール・インターネット・カメラ機能は除く
(4)各種費用:料金プラン・割引サービス、月々の利用料金、電話機の価格など
(5)通信品質・エリア:サービスエリアの広さ、電波のつながりやすさなど
(6)アフターサービス対応:電話機購入後に店舗やコールセンターで受けた対応
NTTドコモは、「電話機購入経験」「提供サービス」「通信品質・エリア」「アフターサービス対応」、つまりサービス面での評価が3キャリア中、最も高い結果となった。auは「各種費用」、SoftBankは「電話機」の領域での顧客満足度が高かった。なお、NTTドコモは、昨年に比べ「電話機」「各種費用」評価でも、他キャリアとの差が縮小し、顧客満足の優位性が高まっている。