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3Dプリンタがぐっと身近になった米国
UPSが100ヵ所の営業所に設置

岡 真由美
2014年11月19日
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 UPSストアでは、部品や動くプロトタイプ、小道具、建築モデル、カメラの部品、ライト、ケーブルなどの3D印刷を依頼する人が多いという。印刷にかかる時間も、単純な設計であれば約4、5時間、複雑なものなら24時間とばらつきがある。

 3D印刷業界は伸びている。コンサルティング会社Wohlersの2014年の報告書によれば、3D 印刷プロバイダセクターは2013年、21%も成長したという。

利用しやすい立地は長所だが
今後の課題は価格の高さ

 しかし「価格」が、UPSの今後の課題になるかもしれない。

 ロボット製作のAnybots(米サンフランシスコ)が、新しいHDカメラの実験に必要なブラケットを3Dプリントするにあたり、複数の3Dプリントサービスに見積もりを依頼した。その結果、UPSを除く5社の平均見積価格は、発送費込みで84.90ドルだった。選ばれた企業の提示価格は72ドルである。

 一方、UPSの見積もりは、プリント代が92.80ドル、発送費は18.90ドルだった。

 UPSはまだサービスを立ち上げたばかりなので、価格の高さはそのせいもあるかもしれない。しかし同じものを同じ素材でプリントするにも関わらずこれだけの価格差があるというのは、改善の余地があるといわざるを得ない。

 UPSの場合、発送サービスがメインであるために、ほとんどのUPSストアが市中の便利な場所にある。思い立ったときにすぐに利用できるという点は、今後も強みになっていきそうだ。

(岡 真由美/5時から作家塾(R)

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