■不要派

「特に出す必要はないと思います。出さなかったからといって印象を悪くすることはありませんから。逆に気負いすぎになるのではないかと思います」

「送らなくても良いです。勤め始めても勤め先によっては同じ部署内でも年賀状を送る事が基本的に禁止されている所もあります」

「会社は、あなたからの年賀状の返事の有無について何ら気にかけていません」

 人事担当者の回答でも、年賀状をめぐっては実にさまざまです。

「年賀状が今後の人事に影響することはないでしょう」

「内定者の方からの年賀状はありがたいです。入社後の評価には関係しませんが、(中略)嬉しいです」

「人事担当です。基本的に返事(編集部注:会社が送った年賀状への返事)は不要です。仕事上のルーチンとして出しています」

 両論をご紹介しましたが、整理してくると見えるのは、会社が形式的な年賀状を送ってきていたり、内定者が大多数の会社の場合は、年賀状を出しても印象は悪くならないものの、“気負いすぎ”という印象がついて後々面倒になるかもしれません。

 一方で、「会社から形式的ではない年賀状(直筆など)が届いた場合」「内定者の数が少ない場合」には出した方が無難そうです。

社長と社員の距離の近い会社は
年賀状で評価が決まる可能性も!?

 実際に、同サイトではこのような声も寄せられていました。

「友人が内定をもらった会社では、年明けに何かの説明があった際に、『社長宛にちゃんと年賀状を出しましたか?』と聞かれたそうです。出さなかったと答えた人に関しては、『何故出さなかったのか』と質問があったとか。(中略)規模はそんなに小さくもない会社でしたが、全くのワンマン会社だったようです」

 このようなケースでは、内定者数が多かったとしても要注意。内定先に先輩などがいれば、事前に「先輩はどうされましたか?」などとそれとなく聞いてみるのが安全といえるでしょう。特に経営者と社員の距離が近い場合は、出すのがふさわしいかもしれません。実際、会社経営者の方に話を聞いてみても、年賀状を送った内定者の評価が比較的高かったからです。

「内定者からの年賀状が届くと、気配りができマナーの訓練がされている印象を受けますので、出身大学も気になりチェックします。年賀状は文字や文章からその人の人柄も垣間見えますので、直接でなくても配属に影響する場合もあると思います」(広告制作会社 代表取締役社長)

「年賀状や手紙を送ってくる内定者には、プラスの印象を受けます。その人の第一印象として記憶にも残りますね。業種によって受け取り方は異なるかもしれませんが、特にクリエイティブを扱う会社としては、礼状や年賀状、受け答えなどによって配属を決める際には多少は影響することもあります」(印刷会社 取締役)