リーダーとして、
この「ひと言」を伝えよう!

 こうした行為をやめさせて、みんなが気持ち良く働くことのできる環境作りをしなくてはなりません。これもリーダーの大切な仕事です。

 ただ、セクハラの境界線はあいまいで、「本当に指導すべきだろうか?」と迷うこともあるでしょう。一つの基準として「(セクハラと思われる行動に対し)不快に感じている人間がいる」のであれば、迷わず指導すべきです。リーダーである自分の判断を信じましょう。

 同僚の女性に高圧的な態度をとる部下や、女性であることを都合良く使い分けて仕事を選ぶ部下がいたら、次のような言葉をかけましょう。

「この職場では、男性も女性も同じチームの一員なんだよ」
「君の言っていることは正しいと思うが、その言い方では誰も聞き入れない」

 職場では「男女の別なく、能力に応じて自分のできる範囲で仕事をするのが当たり前だ」という姿勢を示すのです。