本日のテーマは「セクハラ傾向のある部下をどう叱り、そして変えていくか」です。セクハラの境界線はあいまいで、どう注意すべきか悩むことも多いでしょう。あらゆるケースに応用可能なメソッドをお伝えします。

セクハラ傾向のある社員。
男性のみならず、女性にもいる

相手が女性だという理由で、「能力を低く見る」「自分より評価されると必要以上に批判する」男性社員がいます。中には、女性の反対意見に対して異常に腹を立てたり、女性に反論されるとあからさまに高圧的な態度をとったりする男性社員もいます。

 また、お茶くみやコピーとりを頼まれると「女性差別」と目くじらを立てる一方で、力仕事や残業などを頼まれると、「そんなこと女性にやらせるの?」とばかりに、あからさまに嫌な顔をして、仕事から逃れようとする女性社員もいます。

 このようなトラブルメーカーは、ベテラン社員に限らず、若手社員の中にもいて、多くの社員に不快感をもたらし、職場の士気を下げてしまいます。

 彼らの多くは、自己顕示欲が強く自己中心的です。周囲の雰囲気を悪くするような言動をそのままにしておくと、それで良いのだと勘違いして、ますますエスカレートさせてしまいます。では、どうすればいいのでしょうか?