テレビの影響力が
新手法で可視化される

 ネット上の反響を見る限り、リアルタイム視聴率以上に若者たちに『ごめんね青春!』が届いていることが推測できます。

 現在の日本のマーケティング業界大きなテーマの一つが、オンライン動画の活用です。しかし、現状ではまだ、テレビのリーチ力の影響力はネットのそれより大きいと考えられている向きがあります。

「グノシー」や「フェイスブック」などのインターネットサービスのプロモーションでさえ、あえてテレビにCMを投下していることが、それを物語っています。

 リアルタイムの視聴率の低下や、若者のテレビ離れが進んでいるというデータも数多く存在しますが、タイムシフト視聴率が今後さらにオープンになる見通しもあり、テレビの影響力が改めて新しい手法で可視化されていくことでしょう。

 そして、テレビの力と、ユーザーの声がダイレクトに把握できるオンラオインの特性とをうまく組み合わせることで、より精度の高いマーケティングが可能になります。

「若者はテレビを見ず、ネットで情報を得ている」という固定概念にとらわれることなく、オンライン、オフラインの多方面からユーザーデータを取得し、統合・分析することにより、ユーザーのリアルな姿がよりはっきりと浮かんできます。

『ごめんね青春!』は、まさにそこに当てはまるコンテンツではないでしょうか。

「テレビCM×オンライン動画」という組み合わせをどう設計するか。来年は、これが、企業の最も大きなマーケティング上の課題の1つになることでしょう。