イスラエルで「ハッカソン」を開催
そんなたくさんのスタートアップが生まれる一方で、2014年10月23日、24日の2日間にわたり、トヨタITCが、日本国外では「初」となるハッカソン、「トヨタハッカーデイズ・イン・テルアビブ(TOYOTA HackCars Days in Tel Aviv)」を開催した。
ハッカソンは、ソフトウェア開発分野のプログラマやグラフィックデザイナー、ユーザインタフェース設計者、プロジェクトマネジャーらが集中的に共同作業をするソフトウェア関連プロジェクトのイベントである。(Wikipedia「ハッカソン」より)
イスラエルのスタートアップとは協業せずに、イノベーションを取り込む独自の戦略として、ハッカソンは適している。ハッカソン自体の目的である、問題を解決するアイデアが集まるのと同時に、その土地の人の考え方、エンジニアの質、などを見るにはちょうどよい機会である。
「オープンイノベーション」論が盛んに叫ばれてきている中で、日本国内でどうしても突破口を見つけられない企業にとっては、イスラエルでハッカソンというのは一つのアイデアになるかもしれない。
なお、同日、イスラエルのレウミ(Leumi)銀行がハッカソン、その数日前には、アイ・ビー・エム(IBM)とテキサスインスツルメンツ(Texas Instruments)などが共催でIoTに特化したハッカソンも開催された。