お年玉(巨大臨時収入)の扱い方

 最後に時節柄、お年玉の取り扱いについて少しだけ。お年玉は、子どもたちのお小遣い収入の、ほぼ年収分に相当します。巨額なだけにその取り扱いには注意が必要です。バンダイナムコゲームスとネットスマイルの2011年調査によれば平均(*3)で、

・小学生低学年:約1万5000円(お小遣い中央値の38ヶ月分)
・小学生中学年:約2万5000円(同50ヶ月分)
・小学生高学年:約2万6000円(同26ヶ月分)
・中学生:約2万7000円(同13.5ヶ月分)

 前述のお小遣い中央値と比べると、小学生はお小遣い年収のなんと2~4年分。中学生では1年分強をお年玉で得ていることがわかります。

 これを全額、お小遣い代わりに使わせてしまっては、ふだんの意思決定に歪みが生まれます。なので、なんらかの制限はかけるべきでしょう。

 ただし、やはり「使途自由」の原則は崩したくありません。そうすると、額の制限か、計画性の要求ということになるでしょうか。たとえば、

・お年玉のうち、使えるのは5000円まで
・お年玉で買うのは1品目のみ(額は自由)←わが家はこれだった
・お年玉で買いたいものは事前に申請する

 などは、どうでしょうか。もちろん、使わなかった分は「おとな貯金(*4)」に入れていきます。子どもたちにとって「ハタチになるのが楽しみ!」になるかもしれません。

 反響の大きさにびっくりして、お小遣いの回を続けました。次回こそがこの子どもたちの発想力強化物語の最後です。子どもたちの「仲間」は、いったいどうつくりましょうか。次回、第103講(2015年1月8日公開予定)をお楽しみに。

*3 回答金額の上限下限各2.5%(計5%)の回答を除外している。
*4  子ども毎につくった預金通帳のこと。20歳までは使えないが、20歳になったらハンコごと子どもに進呈。

参考資料・サイト
『お手伝い至上主義でいこう!』(プレジデント社)
「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)」金融広報中央委員会
「小・中学生を対象に『お正月』についてアンケート調査」(2011)バンダイナムコゲームス・ネットスマイル