クライアントから提示されたギャランティーに対し、「もうちょっと欲しいんだけどな……」と思ったことはありませんか?本日のテーマは、フリーランスが必ずぶつかる大きな壁、「価格設定」です。どのようにバランスをとるべきか、見ていきましょう。
フリーランスは「単価」を上げないと、
儲からない!
フリーランスの売上を決めるのは「単価」です。売上は「単価×数」で計算できます。業種によりますが、数を増やせないフリーランスの場合、単価を上げることでしか、売上を増やす方法はありません。
では、単価を決める(上げる)際には、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?
(1)業界の「普通」をおさえる
「自分の業界でこのくらいのことをすると、これくらいの請求をしている」という相場は知っておくべきです。単価を上げるには、それ以上の価値提供を目指さなければいけません。そのためにも「普通の相場」を知っておく必要があります。また、強みを発揮して「違い」を作れば、相場をまったく気にしないという選択もできるでしょう。
(2)単価の高いサービスを経験する
自分の単価を上げるには、同じくらいの単価のものを体験しましょう。コンサルティング、セミナーは当然のこと、ホテル、食事など、高額のサービスを経験してみましょう。
「5万円だとこういうサービスなのか」「10万円だとここまでのサービスになるのか」というのを肌で感じ、その上を提供すべきです。あなたが提供するもので、その人の人生を変えるようなものがあれば、それらのサービスよりも単価は高くしてしかるべきではないでしょうか。
(3)思い切って、高い単価をつけてみる
あなたが提供するサービスは決して劣っていないはずです。自信を持って値づけしましょう。規模が小さいうちは、一生懸命サービスをする一方で単価を低くしがちです。逆に、年数を経て規模が大きくなると、慢心してサービスの質を落とす一方で単価を高くしがちですが、これは本来逆です。規模が小さいうちにしっかりと単価を設定しましょう。