実家の片づけ版「PDCA」で
片づけの常識が変わった

 時間とお金をかけず、親とケンカすることもなく、リバウンドゼロの実家の片づけを実現させるためにはどうすればいいか。あれこれ考え、私は「実家の片づけは仕事と同じだ」ということに気づきました。仕事をしていたら、「こっちのほうが効率的なのに」と思っても、理不尽なこれまでのやり方に従わなければいけないときもあります。また、不本意な意見にも同意しなければいけないこともあるし、酔っぱらった上司がいつも話していることに、毎回新鮮なリアクションを取らなければいけないときもある。それと同じと考えればいいのだと。

 「自分の親に対してそれは、冷たい」と思われる人もいるかもしれませんが、親だからと言いたいことを言ったり、自分のやり方を押しつけるほうがよっぽど冷たいし、親不孝だと私は思っています。そして気づいたのが、PDCAを実家の片づけに当てはめていけば、最短・最速・最効率的にリバウンドゼロの実家の片づけが実現できる、ということでした。

 PDCAとは、ビジネスの世界でよく使われているもので、P(Plan)は計画、D(Do)は実行、C(Check)は評価、A(Act)は修正を意味します。この手法を実家の片づけに当てはめ、誰にでもできる手法にしたのが、書籍『プロが教える実家の片づけ』でご紹介しているメソッドです。

 私はこれまでたくさんの「実家の片づけ」を行った人々を見てきましたが、1人として、やらないほうがよかったという人はいませんでした。それほど、実家を片づける効果は絶大なのです。