もっとも注目するカテゴリーは
日本で3位になった「プロダクト」というカテゴリーはキックスターターにはありません。そのため、キックスターターにおける1位の「テクノロジー」や2位の「デザイン」は日本の「プロダクト」にあてはまるのではないでしょうか。
実は、海外においてはクラウドファンディングと言えば、新商品の発表の場であり、前売り予約サイトとしての認識であります。
私が愛用している時計やヘッドフォンなどもクラウドファンディングで購入しました。プロダクト系では、クラウドファンディングでもっとも大切といわれている「共感性」という、「この会社を応援したい!」という気持ちよりも「この商品が欲しい!」という理由での支援が多いのです。そのためには「早割りのお得感」やこのサイトでしか買えない「プレミア商品」が特に人気になります。
海外においては(特にアメリカ)、何か面白いものが欲しいとなるとキックスターターやインディーゴーゴーなどのクラウドファンディングサイトをチェックして買い物をする習慣が根付いてきています。それはまるでECサイトのAmazonやE bayなどでショッピングをする感覚です。このように、海外でクラウドファンディングと言えば「前売り予約サイト」という認識でいる人が多いのです。
最近では、キャンプファイヤーの他に、2013年度からサイバーエージェントがはじめたクラウドファンディングサイトのマクアケでは、支援金額の上位10位のうち7件は「プロダクト」のカテゴリーになります。これまでになかったような時計やバックパック、LED電球などの新商品の成功事例をあげています。