今後日本のクラウドファンディングの
市場規模拡大を牽引するものは

 このように今後、日本においても海外のようにこの「プロダクト」の案件数が増えてくれば、日本のクラウドファンディング市場の支援額は大きく伸びてくると思われます。また日本こそ「もの作り」の強い国なので、いままでは先行投資がどうしても必要だった新製品がクラウドファンディングによって変わってくるでしょう。マスマーケットへのアピールだけではなく、ニッチなマーケットに対してアピールできるのもクラウドファンディングの特長です。「ここでしか買えない珍しい時計」など、クラウドファンディングとプロダクトの親和性はとてもよいのです。今後日本のクラウドファンディングの市場規模拡大を牽引する「プロダクト」に大きく期待をしています。

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板越ジョージ(いたごし・じょーじ)
グローバルラボ(Global Labo NY)代表。IS Group代表
1968年東京生まれ。高校卒業後、1988年に単身渡米。1995年に出版・広告業のITASHO AMERICAを設立。
7つの会社を経営し、資金調達を成功させ米NASDAQへ上場を試みるが2001年同時多発テロの影響で倒産。多額の借金を背負った。
現在は、アメリカに進出する企業や起業家へ会社設立や資金調達などのコンサルティングを行っている。
日米のクラウドファンディング事情に精通しているということで、特に最近はクラウドファンディングに関するコンサルティング依頼が急増している。
サウスカロライナ大学国際政治学部卒、中央大学ビジネススクール(MBA)修了、同大学院総合政策研究科博士後期課程在籍。
中央大学政策文化総合研究所準研究員。在NY日本国総領事館海外安全対策連絡協議会委員。
著書は、「クラウドファンディングで夢をかなえる本」「結局、日本のアニメ・マンガは儲かっているのか?」「アニメ・グローバル競争戦略再考」等多数。 Facebook:www.facebook.com/george.itagoshi HP: www.glabony.com