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「このままこの会社で働き続けて、幸せになれるのだろうか」――そんな漠然とした不安を抱えながら、日々の生活に追われている20代、30代の方は少なくありません。特に、出産や育児といったライフイベントに直面したとき、これまでのキャリア観は大きく揺さぶられます。今回は、制度の整わない環境での子育てと仕事の両立に限界を感じ、「未経験職種」に挑戦して見事理想のキャリアを切り開いたAさんの事例をご紹介します。(文/南雲 睦 リクルートエージェント キャリアアドバイザー)
「時短も時間給も使えない」
――追い詰められて気づいた、本当の望み
医療系の専門商社で働くAさんは、出産を機に子育てと両立できる職場で働きたいという思いが強くなりました。
現職には時短勤務制度も時間単位で有給を消化できる仕組みもないことから、産休・育休取得後に職場復帰することへの不安がありました。
「これから先、どうやって子どもと向き合いながら働いていけばいいのか」と自問自答する日々。将来のビジョンが完全に閉ざされていく感覚に陥ったといいます。
Aさんを悩ませていたのは、働き方だけではありませんでした。そもそも現在の営業事務という職種自体が、どこか「
「このまま合わない仕事を無理なスケジュールでこなし続けたとして、自分に何が残るのだろう」――そんな葛藤が、夜な夜なAさんの頭を駆け巡りました。
現状維持の先に希望が見えない以上、動き出すしかありません。
「今が、転職のタイミングかもしれない」
Aさんは情報収集のために最初の一歩を踏み出したのです。







