せっかく営業の仕事を10年以上頑張って、成果を出せるようになり、これからもっと新しいことに挑戦したい!と意欲はたくさんあるのに、一人子どもを産むという選択をするだけで、会社では戦力外になり、やりがいのある仕事を失ってしまうなんて……。人生が変わりすぎてしまいます。だから当時の私には、今までのキャリアを捨てて、出産を選ぶことは、なかなか決断できなかったんです。

 その後、私はだんだん、「残業できないと会社って経営できないの?」と思うようになりました。この会社は、残業する人を評価していましたが、本来は残業する人よりも、集中して効率良く働く人材が評価されるべきです。それに、長時間労働さえなければ、ママになったって、やりがいのある仕事はできるはずです。

 この時の辛い思いから、私は、「いつか自分で会社を作って、長時間働かなくてもよくて、女性がいつでも結婚できて、安心して何人でも出産できる会社にするんだ!」と決意したのです。

いまや社員の3割超はワーママに
夢が叶うまでは“いばらの道”だった!

ランクアップの社内。今はほぼ全員が定時退社しながら売り上げも伸びる会社に成長したが、それまでには大変な道のりが……

 その後、私は37歳で現在の会社を起業し、10年後の今、その夢が叶いました。

 従業員40名のうち38名が女性という弊社では、なんと13名がワーキングマザー、6名が育児休暇中、妊婦が2名というように、これから出産する従業員を含めると、出産率は50%を超えています。復職した社員は、もちろん出産前と同様にバリバリ活躍してくれています。

 今では、いつも誰かが妊娠し、出産し、育児休暇をとる私の理想の会社となりました。本当に気軽に結婚して、出産する会社になったんです!!!

 しかし……ここまでの道のりは決して楽ではありませんでした。

 続く。