都心一等地に立つマンションの価値は、
2020年以後も上昇

 一方、港区や千代田区など古くから(江戸時代の大名や侍、華族などが住んでいた)の高級エリアに立つ希少価値高いマンションなどは値段が下がることはないだろう。それどころか、ますます上がるとも思える。あるいは、品川区の城南五山エリア、目黒区の高台エリア、渋谷区の一部エリアなどに立つマンションも、同様に価値をキープすることができると予想する。

 これらの区以外でも、山手線の駅や地下鉄主要駅から徒歩数分圏内の物件でも、価値キープできるマンションが多いだろう。

 中沢新一氏の著書『東京アースダイバー』は、古代からの江戸時代の地形を読み解き、まさに地球を潜るダイバーとして、その土地の持つ力を読み解いている。また、NHKで以前放送していた番組「ブラタモリ」も東京の地形を読み解くものだった。最近では、同様の内容の著書もたくさん出版されているので、これからマンションを買おうと思う方は参考にするといい。これらを読むと、古来多くの人が住んでいた場所は、やはり住みやすい場所なのだろうと思え、そうした場所に建つマンションの価値はキープされるようだ。

 冒頭に、述べたように、2020年を過ぎると、現在同じ広さ、同じ築年数でともに同じ価格の物件でも、立地によって一方は、大きく値下がりし、一方は、価格キープどころかさらに値上がりしていることが予想される。ともに、1億円だった物件が、6000万円と1億2000万円と2倍の価格差になることもあるだろう。

 分譲マンションをいつ購入するか、いつ売却するかは、常に最新の情報を得ていた方がいい。首都圏における中古マンションの値動きは、東証が公表していた東証住宅価格指数を参考にするといいだろう(今年1月から(財)日本不動産研究所が公開している 「不動研価格指数」に引き継がれた)。

 その見方などについては私のブログ(「ケースシラー指数と東証住宅価格指数。」)において記載したので参考にしてほしい。