ネットメディアのA/Bテストで一番効果が高い広告は
マスメディアでも一番効果が高い
でも、マスメディア(オフライン)で【A/Bテスト】は物理的に構造的に不可能だ。そこはあきらめるしかない。
だからこそ、ネットメディア(オンライン)広告、つまりネット広告を使って、テレビCMや新聞広告などの広告クリエイティブの【A/Bテスト】を行うのだ。
私は日本の大手メーカー系通販のコンサルティングの約7割を独占し、この15年間であらゆる広告主(クライアント)から累計で200億円以上の広告費をお預かりして、何百回もの【A/Bテスト】を繰り返し、広告主(クライアント)の広告クリエイティブの効果を劇的に改善してきた。
その中で、この4年であらゆるクライアントの協力のもと、1億円以上の広告予算を使い大規模な実験をした。
何をやったかというと、あらゆる広告主のテレビCMや新聞広告などの広告クリエイティブの【A/Bテスト】を、ネット広告を使いネットメディア上で行ったのだ。
その結果、ネットメディア上の【A/Bテスト】で一番効果が高く1位となったテレビCMや新聞広告の広告クリエイティブは、ズバリ、テレビや新聞などのマスメディアでそのまま使っても同様に一番効果が高く1位となる! という衝撃の事実を発見したのである!
重要なので再度言う。
実験の結果、ネットメディア上の【A/Bテスト】で一番効果が高く1位となったテレビCMや新聞広告の広告クリエイティブは、ズバリ、テレビや新聞などのマスメディアでそのまま使っても、同様に一番効果が高く1位となる! という衝撃の事実を発見したのである!
ではどうやってテレビや新聞広告のクリエイティブ【A/Bテスト】をやるのか?どうやってクリエイティブのランキングをつけるのか?
まず、通販などレスポンスを目的とする会社はシンプルに、各クリエイティブが載っている「広告クリエイティブテスト用ランディングページ」からの申込率(コンバージョン率)を見れば、どのクリエイティブが1番効果が高いのかがわかる。
イメージやブランディングを目的とする会社、もっと言うとネットで商品を販売していない会社すべてがそうなのだが、各クリエイティブが載っている「広告クリエイティブテスト用ランディングページ」から自社サイトへの遷移率、つまり、各クリエイティブから何人自社サイトへ誘導できたかを見れば、どのクリエイティブが1番効果が高いのかがわかる。
つまり、イメージやブランディングのテレビCMや新聞広告のクリエイティブであっても、商品や会社に興味を持たせられるクリエイティブならば、必ず自社サイトへの遷移が多くなるのだ。
レスポンス型にしても、イメージ/ブランディング型にしても、クリエイティブのランキングの指標が完全に「アクション」ベースだということがミソなのだ。
いずれにしても、何の検証やテストもなしに、会議室で適当に選定した運任せの水物のテレビCMや新聞広告のクリエイティブに、いきなり数億円・数十億円・数百億円を投資する方が絶対に無駄金だ。
そんなバカなやり方はもうやめよう!
どんなクリエイティブでも、絶対に事前にネットメディア(オンライン)上で広告クリエイティブの【A/Bテスト】をすべきだ。