41歳で人生初の出産!
3ヵ月で復帰したが…四重苦の毎日

 しかし、そんな生活を変える日が来ました!

 きっかけは、私の出産です。なんと私は、今から6年前、その当時41歳で人生初の出産をしました。しかも創業してから出産する人は私が初めて。なんとか死ぬ思いで高齢出産してからは、「社長なんだから、ずっと休んでいるわけにはいかない!」と、3ヵ月で復帰しました。

 休んでいたブランクを埋めようと頑張るのですが、さすがに出産前と同じようには働けません。実は、私が出産した頃は、システムトラブルの真っ最中。社員はお客様対応に追われ、なんと創業以来初めてと言っていいほどの深夜残業が続いていたのです。

 一方の私は、どんなに残業できても19時まで。19時半には保育園のお迎えに行かなければなりません。社員はもっともっと残業して頑張っているのに、私は社長のくせに社員を残して早く帰らないといけない…。自分の会社なのに、社員に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 そして、1番辛かったのは、仕事も子育ても、家事もすべてが中途半端になってしまうこと。出産前は、自分が納得するまで仕事ができましたが、子どもがいると、終わらなくても帰るしかありません。そして、保育園に駆け込んで息子と帰り、ご飯を食べさせてお風呂に入れて寝かせます。このころは、子どもには「早く、早く」が口ぐせ。とにかく毎日が忙しく、ゆっくり子どもと遊ぶひまなんてありません。

 仕事は中途半端、家の中はめちゃくちゃ、せっかく産んだ子どもとも、まるでゆっくり向き合えない!さらに夜泣きで全然眠れない!という四重苦のストレスがたまり、「こんなに毎日一生懸命なのに、何ひとつ満足にできていなくて、私は一体何をしているんだろう…」と毎日落ち込んでばかりでした。

 少しでも早く帰れば、じっくり家事をしたり子どもと遊んだりできるけど、社員がみんな残っているから先に帰りにくい状況でした。隣の席の日高なんて使命感に燃え、毎日遅くまで、責任あるたくさんの仕事をしてくれています。そんな時に「お先に失礼します」なんてホントに言いにくかったんです…。

 その生活を頑張り続けたある日、私は大きなめまいに襲われました。これが体調不良の始まりでした。今思えば、子どもの夜泣きがひどくて毎日眠れないのに、仕事も家事も子育ても頑張らなくちゃ!というストレスが重なったせいです。このままでは、病気になってしまう!と本気で焦りました。

 そして、私は、悩んで悩んで決めました。それは「定時で帰る会社にしよう!」ということです。

 私の会社は女性がほとんどです。私のあとに出産ラッシュが始まります。ここで残業しない会社に変えないと、この後に出産して復帰するママたちが、私と同じ辛い思いをします。せっかく子どもを産んだからには、社員には仕事と子育てでストレスに苦しむのではなくて、仕事も子育ても楽しんでほしいと本気で思ったんです。