大人が素直になれば
子どもも素直になります
子どもの話を聞くときは、こちらが透明になって素直に全部受けるようにしないと、子どもも素直になりません。
こんな話があります。
あるとき親戚のおばあちゃんが孫と一緒にやってきて、「孫が言うことを聞かなくて」とこぼします。
温泉に連れていったけれど、孫が濡れたタオルをブンブン振り回すから、周りの人に大変迷惑をかけたんだって。
その話のあと、おばあちゃんは孫に絵本を読み聞かせを始めました。
そうすると孫が「おばあちゃん、発音が悪い」って。
そこで、おばあちゃんは「ありがとう、直すよ」と言えばいいのに、おばあちゃんは孫に負けたくないものだから「知っているけれど、わざと言ったんだ」って言うんです。
「わざと」なんて言われると、子どもはガッカリしますよね。
大人が素直に受けないから、子どもはすべてに反発するわけです。
素直な子どもに育てるためには、大人の素直な姿勢がまず大事なのですね。