大川小裁判で問われる
学校管理下における子どもの命の重さ

原告団長の今野浩行さんが意見陳述で訴えた、震災から4年が経過した遺族の苦しい実情や心情、市側の都合でなかなか進行しない裁判に対する失望感は、他の遺族たちも「いま一番言いたいことを言ってくれた」と大きく頷いていた(2015年4月24日、仙台市内) Photo by Y.K.

 法廷では、当時小学校6年生の大輔君を亡くした今野浩行さんが、こう陳述した。

「私たちは、自分の命より大切な子どもたちがなぜ死ななければならなかったのか。子どもの最後をきちんと見届けておくことが親の責任と考え、連日のようにみんなで集まり、深夜まで議論を繰り返してきました、しかし、やはり当時、現場の一部始終を見ていたA先生にその一切を証言してもらうしか他に事実を知る方法はない。市教委は、A先生が面会謝絶の重病人であるかのように説明し、通院する病院名や診断名まで隠し続けている。検証委員会では延べ5時間以上の聴き取りを行ったのであれば、十分に証言に耐えうる状態にあることを示しています」

 そして、最後に今野さんは、裁判長に向かって訴えた。

「私たち遺族の思いを司法に託します。この裁判は、“学校において、子どもの命がどう守られるべきか”を問うもので、“未来の子どもの命”に直接関わってくる。被告も、私たち当事者も、その重責を担っていることを自覚し、裁判に向き合わなくてはならない」

 次回の弁論は、8月3日の午前10時30分から開かれる予定。

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