終われない就活→大量内定辞退へ
このような「就活を終われない学生」が増えると、秋以降の大量内定辞退が予測される。採用担当者は内定者フォローに追われ、現場が混乱するだろう。
「正直、どのくらい内定辞退があるかわからない。だから、学生の入社意欲の高い・低いにかかわらず、多めに内定を出さざるを得ない」(企業人事部)。
一方、学生も戸惑っている。「すごく行きたい企業というわけではない」「内定をもらったから行こうという程度」「こんな形で入社して、本当に思い切り働けるのか自信がない」など、納得度の低い就職活動を行っている人もいる。
いよいよ選考も山場に差し掛かり、エントリーシートの締め切りが近づいている。この時期だからこそ、学生の皆さんは今一度、志望進路の軸を明確にしてほしい。そして、入社して後悔しない一社なのか、本当に挑戦してみたい仕事なのか、少しだけ立ち止まって考えてみてほしい。
(次回は、大学3年生必読のインターンシップについてです)