自分の軸も、企業研究もエントリーシートを書くにあたって重要だということは、これまでの連載で理解できたと思う。今回はESを書く時に、ついつい見落としがちな細かい注意点についてチェックしていこう。
ESを書くときに、多くの学生が見落とすことがある。
一見すると些細なことに感じる、細かいことかもしれない。けれど、そこで差がつく大切なことだ。その小さな差が積み重なって大差が生まれる。
ESを読んでいて、「あと一歩なのにもったいないな」と思う人のほとんどが、この点でサボってしまっている。少しの修正で劇的にESがよくなることが多い。
その修正ポイントを5つに絞った。どれも基本的なことだ。
照らし合わせてみながら「できているか」を確認してみよう。
1.文書のレイアウトを読みやすくする
文書のレイアウトを見ると、その人のコミュニケーション能力が分かる。
日々、みんなが目にするメールの文章やレポートを思い出してみよう。読みやすい文章を書く友人はいないだろうか。その友人は、どんな工夫をしているだろうか。おそらく、適度な改行や見出し、記号が効果的に使われているものが多いはずだ。
ESも同じ。レイアウトに気を使うだけで劇的に読みやすくなる。
採用担当者も、当然だが、読みやすい文章のほうがしっかり読む。さらに、その気遣いから、きみが「相手の立場に立てる人」であることが伝わる。言い換えるなら「コミュニケーション能力」が高いことを伝えることができる。
アピールできるのは、文章の「内容」だけではない。書き始める前と、書き終わった後に、レイアウトを確認しよう。