余分なお金は定期預金にするなどして、普通預金は給料で回していくようにするのがいい。公共料金やクレジットカードの引き落としの残高不足を避けるためには、定期預金をセットにした総合口座にしておくと安心だ。

 定期預金をセットしておくと、総合口座の残高が足りなくても定期預金を担保にその90%まで自動貸し越しされる。キャッシュカードの紛失や盗難で他人に多額の現金を引き出されてしまうトラブルを避けるために、担保となる定期預金の額は50万円程度にしておいたほうがいいだろう。

 メイン口座の普通預金に余分なお金を置かず、先取りで貯蓄し、残りのお金で1ヵ月暮らすと、給料日前日は残高がほぼゼロになる。使いすぎると、貸し越しになり残高はマイナスに…。マイナスは気分の良いものではないが、あえて「見える化」することが、使いすぎを防ぐことになるのだ。

ボーナスから「使っていいお金」は
「サブ口座」に移しておく

 2つ目の「サブ口座の活用」は、今年の夏のボーナスからぜひ実践してもらいたい。

 1年でまとまったお金を貯めるには、毎月の積立に加え、ボーナスからもある程度の金額を貯蓄に回す必要があるのだが、ボーナスを計画的に貯蓄できている人は残念ながら少ない。

 ボーナスをあてにした支出項目は多い。帰省や旅行費用、自動車税や固定資産税などの税金、スーツや電化製品の買い換え費用、冠婚葬祭の出費など。子どもの塾代などもボーナスでまかなっている家庭もあるだろう。

 こうしたボーナス支出は、ボーナスが支給されてから数ヵ月かけて支払っていく。給与振込口座であるメイン口座に入れたままにしておくと、月々の公共料金やクレジットカードの利用代金が引き落とされたりするうちに、気がついたらボーナスの残りはいつの間にかなくなっていた…。誰でもこんな経験をしたことがあるのでは。

 給与やボーナスが振り込まれ、公共料金等が引き落とされる日常使いの口座を「メイン口座」とし、同じ銀行にもうひとつ「サブ口座」を作り、これをボーナスの「一時避難先」とする。