「スーパーの折り込みチラシ」に学ぶ!
「気になる数字」の効果的な見せ方
空白が効果を発揮するのは、人間の目が「差」に注目するようにできているからです。周囲に空白があるほうが、文字のある部分との差が大きくなり、より目立って見えるようになるわけです。
これを応用したテクニックとして、数字に視線を誘導する方法があります。
数字というのはプレゼンのインパクト材料となりえるので、これを利用しない手はありません。また、意思決定の重要な材料になることを考えると、ビジネスプレゼンではさらに重要度が高まります。ぜひこの方法を実践してください。
といっても、やることはごく単純。
「単位のフォントサイズを2割ほど小さくする」だけのことです。
この図を見比べていただければ一目瞭然ですが、単位を小さくした下段のほうが数字のインパクトが強くなっていますよね。
これは、スーパーや自動車、マンションなど、価格を伝えることを狙いとしているチラシ広告では、当然のように使われている手法です。
単位を小さくすることで、数字が格段に見やすく感じられます。
なお、「数字のほうを大きくすればいいのでは?」という質問を受けますが、これは行間が乱れる可能性があるのでおすすめしません。
そのほか、数字は全角より半角のほうが見やすいということも合わせて覚えておいてください。数字が大きくなる場合は、3桁ごとのカンマ区切りもどうか忘れずに。