日本マイクロソフトのエバンジェリストとして、日々膨大な数のプレゼンテーションを行っている西脇資哲氏。前回の「なぜ“オジさん”を見てしまうのか…トッププレゼンターに学ぶ『視線誘導』」では、プレゼンの本質が「視線誘導」にある理由をお話しいただいた。
それでは具体的に、どうやって視線を誘導すればいいのだろうか? 今回は、スライド資料の作成に役立つテクニックをご紹介いただく。
文字だけで「聞き手の目線」を操るには?
前回はプレゼンの聞き手は「いま目で見ているもの」の話しか理解してくれない、というお話をしました。つまり、プレゼンターにとって何より大切なのは、伝えたい内容に「目を向けてもらう」ことなんですね。
スライドのつくり方、シナリオの構造、トーク表現など、じつにさまざまなところに「視線誘導」の工夫を入れる余地があります。新刊『プレゼンは「目線」で決まる』では、そのためのメソッドを全部で77個紹介しました。
今回は、そこでも書いた方法をいくつかお教えしましょう。
スライド資料作成における視線誘導、しかも「文字」だけで、聞き手の目線をリードするときに、意識するべきポイントです。