なぜ、ボールが左右に大きく曲がるのか? ショットがブレるという人の多くは、「同調性」に問題があります。スウィング中、「体、腕、クラブ」という3つのパーツの動きがばらばらになり、その同調性が失われることで、クラブの軌道やフェースの向きが不安定になってしまうのです。

 まずは、それら3つのパーツをできるだけ一緒にして、1つのパーツとして動かすイメージを持ちましょう。常に「腕とクラブを体の正面に置いたまま」でスウィングする感じです。腕が体からはずれなければ、いくら体を速く動かしても、クラブが振り遅れることはないのです。

 同調性を高めるための最重要ポイントは、「わきの締まり」です。締まりとは緊張感と言い換えることもできますが、その緊張感をスタートからフィニッシュまでキープすることが理想的。二の腕で大胸筋を持ち上げるように、両わきを軽く締めてアドレスしてみてください。

【第14回】アマチュアゴルファーのお悩み解決セミナー<br />Lesson14「両わきを締めると体と腕、クラブの同調性が高くなる」
わきを締めていれば、腕が体(胸の前)からはずれず、同調性が高くなる(右)。右ひじが引けると、クラブがプレーンに乗らない(左)

 そうすると、胸の回りに緊張感が生まれて、3つのパーツが一つになるイメージがつかめると思います。