女性はおおむね、「毎月お金が入ってくる仕組み」「じぶん年金になる商品」「リスクはあるが元本保証」といったフレーズに弱い。先の「ファンドだけれど、月40万円を確実にもらえる」というのは女性向けキラーワードが満載だ。「毎月分配型投信」「ワンルームマンション投資」「変額年金保険」なども、セールストークに女性の心をくすぐるキラーワードが盛り込まれている。

「リスクがあるが元本保証」などという商品はないと思っておいたほうがいい。元本保証を付けるコストの分だけ、リターンが目減りする仕組みなので割に合わないのだ。

 また、リーマンショック前に銀行が積極的に販売していたある保険会社の変額年金保険は、「リスクはあるけれど元本保証」をうたっていたが、リーマンショックによる株価下落で想定外の運用停止の事態になった。

 今すぐお金を返してほしければ投資額の80%(つまり20%の元本割れ)、元本すべてを返してほしければ利息なしで15年間の分割払いという、ものすごく身勝手な処置を取った。話がずいぶん違うのではないか。当時、名古屋のセミナーでお会いした80歳の方から「元本割れはイヤなので15年分割を選びます」と言われたときは、なんとも言えない気持ちになった。

複雑な仕組みの商品に
「萌え」を感じる男性は要注意!

 さて、男性には「じぶん年金」「元本保証」といったフレーズは特に響かないようだ。それよりも複雑な仕組みの商品に興味関心を示す。「外貨建て」も好物だ。「複雑な商品を理解できると思われたから、勧めてくれている。選ばれたオレ」と自尊心をくすぐられるが心地良いのかもしれない(笑)。仕事ができる年収の高いビジネスマンに多いので、みなさんも気をつけた方がいい。

 よくあるケースは「老後のために米ドル建ての貯蓄型保険を勧められている。日本は超低金利で円では増えませんからね、と言われた。この商品どう思いますか」。いや、今はアメリカも超低金利ですけど…。

 また最近、質問を受けたのは新手の手法だった。「子どもの学資保険代わりに米ドル建ての終身保険を勧められている。子どもが18歳になったら解約して大学の資金に充てるといいと言われた」そうだ。学資保険代わりにドル建て終身保険ねぇ。はじめて聞いた。