投資に最も関心がないのは
40~50代ビジネスマン!

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 先週末、新聞社主催の女性向け講座で名古屋に行った。私のこれまでの講師経験から言うと、名古屋の女性は日本で一番お金が好き。そして、彼女たちはお金にも愛されていて相思相愛の関係だ。

 無駄遣いをせずにコツコツ貯めるのが名古屋嬢の美徳であり、日常はケチにみえるくらいつましい生活を送る。その一方で、貯めたお金で数十万円のブランドもののバッグをバーンと買うのも好きである。

 そんな習性を持つ女性を対象に「お金を上手に貯める&殖やす」をテーマに話をすると、目をキラキラさせ前のめりで聴いてくれる。終了後、受講生との交流会があり、名刺交換をしながら「貯める話と殖やす話はどちらに興味を持った?」と尋ねてみると、大多数が「殖やす話です!」と答える。貯めることは習慣的にできているので、投資の話のほうに関心を向けたようだ。

 興味深かったのは、20代前半から50代までという幅広い年齢層の参加者が世代を問わず「投資をはじめたい。もっと知りたい!」と言ったこと。女性ならでは現象だと思った。

 これが男性の場合、投資をはじめたいと積極的になるのは、おもに20~30代と60代以上。若い世代とリタイア世代にはさまれる40~50代の反応は他に比べ、イマイチのことが多い。まさにこのコラムを読んでいるみなさんの世代だ。

 若い世代は、政府が「貯蓄から投資へ」と旗を振りはじめた後に社会人になっている人が大多数のため、「投資はいつかするもの」と考えている。そのため投資未経験者でも関心は高い。また、彼らの公的年金に対する不信感は根強く、足りないお金は何とかしないといけないと危機感があることも投資に関心を向ける要因のひとつだろう。

 リタイア世代は、これまで蓄えてきた老後資金や退職金を少しでも殖やしたいので、もちろん関心は高い。現役の間に資産運用にまったく関心がなかった人でも、退職金を手にしたとたん、少しでも殖やせるものはないかと物色しはじめる。

 そして、みなさん世代の40~50代は、まったく関心がないわけではないが、何といっても仕事が忙しく、ゆっくり投資に向き合う時間はないし、子どもお金がかかる時期で余裕資金がない。しかもバブル世代は、将来の老後について「何とかなるさ」と考えているため、若い世代ほど危機感を持っていないことも一因にあるだろう。